内視鏡検査
胃内視鏡検査（胃カメラ）
鎮静剤を使用した、痛みのない胃カメラ検査を行います。
がんやその他の潰瘍、ポリープ、通過する食道・胃・十二指腸の異常などを
早い段階で見つけることができます。また、ピロリ菌検査も可能です。
病気の早期発見のためにも、早めの受診をお勧めします。
胃カメラは
このような方におすすめ
- 胃痛、胃もたれ、胸焼け、吐き気、食欲不振がある
- 体重が減少した
- 家族に胃がん、消化管のがんの方がいる
- 40歳以上の方
胃カメラで発見できる疾患
- 食道がん
- 胃炎（急性、慢性）
- 胃潰瘍
- 胃ポリープ
- 胃がん
- 十二指腸潰瘍
- など
選べる検査方法
当院では、口から挿入する「経口内視鏡」と、鼻から挿入する「経鼻内視鏡」のどちらかを選択して頂けます。
経口内視鏡検査
反射を感じやすい方もおられますが、
少量の鎮静剤を使用すれば楽に検査を受けることが出来ます。
経鼻内視鏡検査
約5mmの非常に細い内視鏡を鼻から挿入します。咽頭反射（えずき）はほとんど起きず、不快や吐き気を感じにくいです。
鼻の狭い方は鼻出血の危険性があるため、避けたほうが良いです。
ピロリ菌検査・除菌について
ピロリ菌（ヘリコバクター・ピロリ菌）とは胃の粘膜に生息する細菌で、胃潰瘍や胃がんなどの病気の原因となる病原体です。
日本人の中高年の約過半数、またがん患者の多くがピロリ菌に感染していると言われています。
当院では、ピロリ菌感染症認定医として胃カメラの際にピロリ菌の検査を行う事が可能です。
検査の結果、陽性と判断された場合、薬を服用して行う除菌療法を行います。
胃内視鏡検査(胃カメラ)の流れ
FLOW
検査予約
受診頂くか、お電話にてご予約ください。
事前に受診して頂くと、より安全・安心な状態で内視鏡検査を受けられます。
抗血栓薬（心筋梗塞や脳梗塞で使用する血を固まりにくくする薬）を内服している方、
血圧の薬・糖尿病の薬・インスリン注射を使用している方は事前に受診し医師に必ず伝えてください。
検査前日
午前検査の場合は、前日の夕食は20時までにお摂りください。
水分（お水・お茶、スポーツドリンク）の摂取は可能です。
夕方検査の場合は前日の飲食の時間制限はありません。
検査当日
午前検査の場合は、検査まで食べ物・薬はお控えください。
ただし血圧・心臓の薬は7時までに内服してください。
午後検査の場合は、朝食は7時までに済ませて頂き、以降食べ物はお控えください。
朝の薬はいつも通り内服してください。
水分（お水・お茶、スポーツドリンク）は、検査の2時間前までであれば摂取可能です。
来院
検査開始予定時刻の15分前に当院へお越しください。
来院後、胃の中をきれいにするお薬を飲んでいただき、鼻あるいは喉に麻酔をかけます。
胃の動きを止める注射と、希望により鎮静剤（麻酔）を投与して検査開始です。
内視鏡を鼻または口から挿入し、食道、胃、十二指腸を観察します。検査時間は5分程度です。
必要に応じて、細胞の組織検査やピロリ菌の検査を行います。
鎮静剤を希望する場合、検査後は車の運転ができません。電車やタクシーで来院してください。
検査後
実際の検査画像を見ながら医師から説明いたします。
組織検査やピロリ菌の検査を行った場合は、後日に結果をお伝えしますので再度受診してください。
検査終了後1時間は喉の麻酔が効いた状態なので、食べ物や飲み物はお控えください。
鎮静剤（麻酔）を用いて検査をした場合、検査後は車の運転ができません。
胃内視鏡（胃カメラ）検査の費用
| 検査内容 | 1割負担 | 3割負担 |
|---|---|---|
| 胃カメラ （組織検査なし） |
約 1,200円 | 約 3,500円 |
| 胃カメラ （組織検査あり） |
約 2,500～ 4,000円 |
約 7,000～ 12,000円 |
- ※診察料・処方料は含まれておりません。
- ※上記の費用のほか、薬剤料や注射料などの実費が別途かかります。